スクリプト<氷菓>1ー2-谜妹韩漫漫画
そうだな。面白い。少し考えてみるか。
ありがとうございます。折木さん、心当たりはあるんですか?
千反田さん、ちょっと待ってあげて。僕は単なるデータベースだから結論を出せないけど、奉太郎は違う。一旦考え出せば、それなりに当てにはなるよ。
喧しっ。さて。この部屋に入ったのはいつだ?
折木さんが来る三分前だと思います。
他に何か気づいたことは?
そういえば、さっきから足元でカタカタ音がします。
あ?僕には聞こえないけど。
聞こえますよ。ほら。
千反田さん、耳いいね。
なんかわかったろ、奉太郎。
まあな、ちょうど下の階で再現されてるだろ。
あの作業の間に、千反田さんは地学準備室に入って、運悪く鍵を閉められたてことだね。
貸出のお鍵は俺が持ってる。後はマスターキーだけだな。これは生徒が使えない。
だから校務員さんだと、でもよく気づきましたね。
千反田が閉じ込められてた原因を明らかにふん、別に。まあ室内にいながら、どうして千反田さんがロックの音に気付かなかったのかてのことは、俺にもわからんがね。
それでしたら、あの建物を見ていたんです。
古いね。
そうなのか?
?????
ところで、挨拶がまだでしたね。
挨拶?
えー、これから古典部で活動をしていくんですから。
一緒に?
福部さんはどうですか?古典部?
いいね、今日は面白かったし。総務委員と手芸部の掛け持ちになっちゃうけど、うん、入るよ。奉太郎もね。入部届けも書いてるんだし。
そうなんですか?
あ。。いや、それはだな。
はい。
はい、確かに、これからよろしくお願いしますね。
こちらこそ、奉太郎もよろしく。
入部届けをお受けしました!!!そうだ!部長を決めないといけませんね。どうしましょう?
そうだね。奉太郎はその点は全然向いてないだよ。
姉貴よ、満足か?伝統ある古典部の復活、そしてさよなら、俺の安寧と省エネの日々。いや、まだ別れは言わない。俺は安寧を諦めない。省エネのために全力を尽くそう。問題は。。
でも頭脳明晰って感じですよね。
このお嬢様だ。
三人行昨日の放課後のことだ。一年生の女子が特別棟の四階に行った。その時音楽室から、結構の美しい旋律が聞こえてきた。校舎を染める真っ赤な夕日、その麗しい音色は。
異議あり、昨日は雨で夕日が見えなかった。
そう、じっとりと降り続く雨、そして迫る夕闇、肌に絡みつく不快感だ。ノイズのような雨音。
いい加減だな。
音色に誘われ音楽室に入ると、途端に音は鳴り止んだ。ピアノの蓋は上がっているのに、ピアニストはいない。カーテンが閉め切られて部屋は暗い、そして、彼女は見た。長い乱れ髪を顔に???、全身がぐったりと??????、目はらんらんと血走った女生徒が、傍らから彼女をじっと見つめているの。そう、この神山高校、かつて、全国大会を前にして無念の事故死????ピアノ部員が。
悪霊にあった女生徒つづく